テレンス・クロフォード(Terence Crawford)
<画像出典1>https://twitter.com/budcrawford402
<画像出典2>http://www.wbaboxing.com/wba-boxer-of-the-month/terence-crawford-boxer-of-the-month-august-2017

【基本データ】
タイプ:ボクサーファイター
構え:左右(右)
国籍:アメリカ・オマハ
生年月日:1987年9月28日
プロデビュー年:2008年
身長・リーチ(cm):173cm・178cn
階級:ライト級-スーパーライト級-ウェルター級
所属ジム:トップランク
戦績:33戦33勝24KO無敗

【獲得タイトル】
・NABO北米ライト級王座
・WBO世界ライト級王座 防衛2=返上
・WBO世界スーパーライト級王座 防衛6=返上
・WBC世界スーパーライト級王座 防衛3=返上
・WBA世界スーパーライト級王座 防衛0=スーパー王座に認定
・WBA世界スーパーライト級スーパー王座 防衛0=返上
・IBF世界スーパーライト級王座 防衛0=返上
・WBO世界ウェルター級王座 防衛0
・リングマガジン世界ライト級王座
・リングマガジン世界スーパーライト級王座

【特徴】
<弱点の見当たらないクレバーなハンター>
 クロフォードのファイトスタイルは、まず相手を仕留められる段階まではアウトボクシングで行き、仕留められる段階まで行くとインファイターへと豹変する。両方を高水準でやってのける。
 またクロフォードは左右の構えを入れ替えるスイッチを行う。クロフォードの凄い所は左右ともにパフォーマンスが落ちない点だ。通常利き手でない方の構えでは、ある程度パフォーマンスが落ちるものだが、クロフォードにはそれがない。どちらでも同等の力を発揮する。ポジショニングも上手く、常に中間距離を保ち、相手に駆け引きを持ちかける。駆け引きにハマった獲物には切れ味抜群のカウンターをお見舞いし、マットに沈ませる。カウンターを当てるタイミングが抜群である。パンチの種類も多彩で、あらゆるパンチでカウンターを取る。
 また、ディフェンス面では、ガードを上げる、オンガードとボディワークを使いこなしている。オンガード時には堅牢なガードを築き、ボディワークでは最短距離で華麗に躱していく。スピードもあり、攻防共に隙がない。

【今後】
 2018年6月9日にWBO世界ウェルター級王者のジェフ・ホーンと対戦し、9RTKOで王者に戴冠すると同時に3階級制覇を達成した。タフなホーンを翻弄し、圧倒的な勝利を飾った。現在のウェルター級には、WBAスーパー王者のキース・サーマン、WBA正規王者のルーカス・マティセー、IBF王者のエロール・スペンス Jr.がいる。スーパーライト級を完全制覇してきたクロフォードは、ウェルター級を制覇することができるのだろうか。是非とも統一戦を行って欲しい。

(2018年6月16日現在)